第10回より申請類型が大幅に変更になります。公募要領は以下の通りです。
特に変更点としては「産業構造転換枠」「成長枠・グロ」リーン成長枠」「サプライチェーン強靭化枠」は過去に採択された事業者も再度申請可能です
第8回公募は、申請数12,591件に対して採択数6,456件( 51.3%)です。
過去の公募と比べて、採択率は最も高くなる結果となりました。
製造業が最も多く、「卸売業」・「小売業」、「宿泊業・飲食サービス業」、「建設業」が続いています。第7回から第8回にかけて、「製造業」、「宿泊業・飲食サービス業」、「建設業」の採択割合が増えています。
採択率は、新潟県、鳥取県、茨城県、岐阜県、高知県、岡山県が採択率60%以上です。
宮崎県、青森県、熊本県は採択率40%未満と低くなっています。
第8回は、申請者、採択者ともに件数が減り、金額別の採択数も全体的に減っています。
1,501~3,000万円の採択者数が最も多くなっています。
1億1億円~の採択数は2件のみでした。
第8回では、3,001~6,000万円の採択率が60%以上と高くなっています。
一方、1億1円~の採択率は、33.3%と低くなっています。
認定支援機関は、民間コンサルティング会社が最も多く、次いで地銀、信用金庫からの応募が多くなっています。いずれも採択率50%以上と高くなっています。
税理士は、応募数は多いものの採択率は40.1%と低くなっています。
活かし、部品、加工のキーワードが300回を超え、上位にランクインしました。
上位キーワードを使用した事業タイトルが、採択されやすい事業計画と推測されます。
• 第8回は、応募数12,591件・採択数6,456件と過去最少でしたが、採択率は51.3%過去最高となりました。
• 一方、グリーン成長枠は、第6~8回全て40%前後となり、他の申請類型に比べて低くなっています。2023年の第9回以降では、新たなグリーン成長枠(エントリー枠、スタンダード枠)にて要件緩和がなされる見込みです。
• 引き続き、採択者の偏りをなくすよう調整され、第9回も全体では4~5割の採択率となると予想されます。
• 第1~8回公募で採択された事業計画のタイトル、概要は参考となります。
• 例えば、EC、テイクアウト、 EV、専門店、建築、ブランド、スタジオ、ゴルフ、リサイクル、サウナ、 SDGs、ドローン、ロボット、グランピング、カーボンニュートラル、 DX、デリバリー、多角化など(※)は、事業再構築の鍵となる手法と考えられます。
(※)第8回採択の事業計画名にて、多く使われたキーワードTOP100より抽出